ドラクエの日2022記念杯の軍団戦の予選決勝に進出した32名の分析から見える今大会の傾向を簡単にまとめてみます。
今大会の特徴を推し量るために前回のベスト16メンバーのPT構成を貼り付けておきます。


先鋒の使用モンスターランキング

今回は2020年10月に実装された「しんかいりゅう」が堂々のトップになりました!Lv6で習得する休み付与スキル「いきなりおたけびでいかく」が大きな要因でしょう。
併せて、前回大会2位の猛者が応募締め切り直前に公開していたPTで採用されており、影響された方も多いのではないかと踏んでいます。前回のベスト16メンバーは今回ほどの偏りはありませんからね。
次に採用が多い「デスコピオン」「ヘラクレイザー」「グラコス」「ゲリュオン」等は、前回大会で先鋒戦の地位を確立したモンスターたちですね。「レジアクセル」「ミミック」「サーベルきつね」等は、更に1世代前の流行りでしたが、想像以上に組み込んでらっしゃる方がいました。
いきなりピオラ持ちモンスターが想定より少ない印象でした。「キラーモス」「Sキラーマシン」等は先鋒より中堅以降での旨味が大きいので少ないのは分かりますが、「魔軍師イッド」「ハロウィンキング」「スーパーテンツク」はもう少し居ても良いのかなと思いました。
「ヘルガーディアン」はピンチにゾンビの回復/開幕CT10%チャージに期待ですかね。「海竜」は何故3名も!?と思いつつ、最後に「カンダタ」未だ人気ですね…。次回以降も「カンダタ」を気にして「わがまま」役を含めなければならないのは相変わらず厄介なモンスターです!
先鋒戦は特に、公開PTを参考にされた方/前回大会のPTを参考にされた方/新モンスターの特徴を研究された方、色々な背景が見え隠れしており非常に楽しく分析できました。
そして、明らかに参加者のレベルアップした印象があります。大変失礼ながら、こんなに強い構築をされる方が沢山居らっしゃるとは思いませんでした…。次回以降のPT構築が非常に難しくなるだろうと考えています。
中堅の使用モンスターランキング

中堅は異常すぎる偏り!6割以上の方が「クッキーゴーレム」「キラーモス」「デスタランチュラ」を使用しています。
先鋒同様、前回大会2位の猛者が公開していたPTにかなり影響されていると踏んでいます。惜しみなくPT公開して頂いた潔さに加え、環境を左右するほどの影響力は素晴らしいですね!
私も模擬を何度か実施して、2022年3月期の最強テンプレ(キラーモス/Sキラーマシン/デスタランチュラ/クッキーゴーレム)が非常に安定してると強く体感しました。
「Sキラーマシン」はLv25で習得する「リベンジシステム」が非常に強力なので大将戦に使用したり、いきなりピオラ持ちとして先鋒戦に使用したり、分散した様子が伺えます。その代わりに虫系のメタになる「グラコス」が採用されたことも顕著に伺えます。
意外なのは「カンダタ」使用者がゼロでした。最強テンプレのメタにゾンビ系、そのゾンビ系をメタりながら手薄になる転倒/素早D攻めでカンダタを、と数手先の戦略で採用者が何名か居るのかなと思いきや、ゼロでした…。カンダタでは火力不足でベスト32まで勝ち上がれないのかもしれませんね。
今大会の傾向を踏まえた次大会への期待
上記で確認した通り、今大会はPT構成が似通った大会になりました。直接の要因は前述した通りの公開PTの影響が大きいとはいえ、根本の要因は強いモンスターが限られたバリエーションの少なさにあるかと思います。
次大会に向けて運営には、ドラクエⅤモンスターのように多数のモンスターを実装する、ないしは先鋒/中堅で活躍できるようなモンスターを実装する等々、ユーザたちが取捨選択で悩むような充実した環境作りを期待したいと思います。
そして何より、出場者のレベルが格段に上昇したと感じています。引き続き、新モンスターの分析を行いながら、次大会の予選勝ち上がりを目指したいと思います。
前回大会以上に丁寧な作りで、先鋒戦から決着がつくまで、予選最終戦の全てが放送されています。