【星ドラ闘技場】デスタランチュラのフィアーアサルトで開幕ワンパン!

ドラクエの日2022記念杯が無事に閉幕しました。

皆様にとって印象的なシーンはありましたでしょうか。私にとって非常に印象的なのは「開幕早々にデスタランチュラのフィアーアサルトでクッキーゴーレムがワンパンされるシーン」でした。

クッキーゴーレムが落ちるか否か/早々にピンチが発動するか否か、勝負の流れを大きく左右していました。今回はフィアーアサルトの被ダメージ計算をして紐解いてみたいと思います。

フィアーアサルトの被ダメージ(理論値)

自分のPT構築でも記載していた通り、中堅戦ではデスタランチュラのフィアーアサルトによる開幕ワンパンがあまりにも恐ろしくて、バギ耐性が低いモンスターは選択できませんでした。

中堅戦

中堅戦の被ダメージ(理論値)は上記の通りです。デスタランチュラ及びダメージを受けるモンスター全てステータス強化値+50で計算しています。

「フィアーアサルト」には守備ダウン付与があり、240%の2回攻撃のため、1打目に守備ダウンを付与すれば、2打目は更にダメージを与えることが出来ます。

クッキーゴーレムの被ダメージ(理論値)

  • 攻撃1上げで守備ダウンが入らない場合
    310.2+310.2=620.4ダメージ
  • 攻撃1上げで守備ダウンが入った場合
    310.2+351.4=661.6ダメージ
  • 攻撃2上げで守備ダウンが入らない場合
    396.3+396.3=792.6ダメージ
  • 攻撃2上げで守備ダウンが入った場合
    396.3+437.5=833.8ダメージ

クッキーゴーレムのHP(MAX)は753(703+50)となりますので、攻撃2上げで狙われたら、理論上は通常攻撃を受けていないHP最大の状態でさえ、開幕早々に落ちてしまいます。

つまり、下記が言えます。

  • 中堅戦にクッキーゴーレムを始めとしたバギ属性に弱いモンスターの投入は危険
  • 中堅戦でデスタランチュラで開幕ワンパンを狙うならクッキーゴーレム等を利用して開幕早々に攻撃力2アップの状態が必要

2022記念杯の実例(中堅戦)

出典:https://youtu.be/iMj0g5ldMbc

上記は軍団戦初戦のワンシーンです。上段プレイヤーの「デスタランチュラ」は「クッキーゴーレム」をワンパンしていますが、下段プレイヤーの「デスタランチュラ」は「クッキーゴーレム」をピンチに留めるに至りました。

その結果、上段プレイヤーは開幕早々とはいえピンチでバフを更に上昇させ、1体少ない下段プレイヤーを圧倒して倒しており、勝負の分かれ目といっても過言ではありません。

上段プレイヤー/下段プレイヤー共に、開幕に自軍のクッキーゴーレムの特性で、自軍のデスタランチュラの攻撃力2アップ+テンション2アップの状態で、相手方のクッキーゴーレムに対してフィアーアサルトを打っています。

  • 上段「クッキーゴーレム」実際の被ダメージ
    402+361=763ダメージ
  • 下段「クッキーゴーレム」実際の被ダメージ
    361+428(守備1ダウン)=789ダメージ

下段プレイヤーは、フィアーアサルトの前に通常攻撃を受けた上に、1打目に守備ダウンを入れられてしまい、2打目が428ダメージとなってしまい、ワンパンされています。実施は通常攻撃183ダメージを受けていますが、通常攻撃がなくてもワンパンされていたでしょう。

一方、上段プレイヤーは、守備ダウンを受けずに、被ダメージが下振れており、更にはクッキーゴーレム/いどまじんの系統ボーナスでHPを25上昇させていたおかげで耐えています。

デスタランチュラの攻撃2上げにより、ギリギリワンパンされ得る状況ながら「被ダメージ運」「系統ボーナス」で生き残れたことが分かります。ターゲット運と言えばそれまでですが、背景を理解しつつ、一歩踏み込んで紐解いてみると、非常に面白いですね!

大将戦(シングル戦)

大将戦の被ダメージ(理論値)は上記の通りです。中堅戦同様、デスタランチュラ及びダメージを受けるモンスター全てステータス強化値+50で計算しています。

クッキーゴーレムの被ダメージ(理論値)
  • 攻撃1上げで守備ダウンが入らない場合
    295.6+295.6=591.2ダメージ
  • 攻撃1上げで守備ダウンが入った場合
    295.6+345.9=641.5ダメージ
  • 攻撃2上げで守備ダウンが入らない場合
    386.8+386.8=773.6ダメージ
  • 攻撃2上げで守備ダウンが入った場合
    386.8+437.1=823.9ダメージ

比較すると分かる通り、クッキーゴーレムの場合、大将戦の方が被ダメージ少ないですね。Lv30になるにつれて守備力の上昇が大きいのでしょう。

そして中堅戦同様に、下記が言えます。

  • 大将戦にクッキーゴーレムを始めとしたバギ属性に弱いモンスターの投入は危険
  • 大将戦でデスタランチュラで開幕ワンパンを狙うならクッキーゴーレム等を利用して開幕早々に攻撃力2アップの状態が必要

2022記念杯の実例(大将戦)

出典:https://youtu.be/iMj0g5ldMbc

上記は軍団戦ベスト8を決める試合のワンシーンです。下段プレイヤーの「デスタランチュラ」のフィアーアサルトが、バギ属性に弱い「ムーンキメラ」に飛びましたが、耐えています。通常攻撃に加えて、スキルを受けたにもかかわらず、耐えました。

  • 上段「ムーンキメラ」実際の被ダメージ
    162(通常攻撃)+334+394(守備1ダウン)=890ダメージ

今回の場合は、下段プレイヤーにクッキーゴーレムが居ません。通常時の攻撃力1アップ+テンション2アップで攻撃しており、そのためムーンキメラが耐えました。言い換えると、フィアーアサルトの1打目で守備ダウンを食らおうと、クッキーゴーレム等でデスタランチュラの攻撃力が1アップに留まる限り、耐えることが分かります。

フィアーアサルトの脅威力

「フィアーアサルト」の脅威力を事前に認識していたら、今回のシングル戦及び軍団戦の中堅戦/大将戦にバギ属性に弱いモンスターを使用するのを躊躇いませんか

PT構築のところでも記載した通り、中堅戦ではバギ耐性の弱いモンスターは使用していません。しかし、実は、大会前までは、自分は体感で感じていただけで、検証をサボっていて、ちゃんと計算したのは大会後でした…(笑) より強く、事前に認識していたら、もう少し別の観点で検討ができていたかもしれません。

その一方で、大将戦で例に挙げた、上段プレイヤーの方が今大会の軍団戦に優勝していますので、決して含めたら勝てないわけではありません。実際、私はSキラーマシンのリベンジシステムの特性をリスクヘッジとして、大将戦ではクッキーゴーレムを使用しています。

ただ、今回のような些細な知識が頭の片隅にでもある否かで、PT検討/PT構築の幅が大きく変わると思いますので、引き続き、精進していきたいと思います。